
夏休みが終わる。新しい学期が始まる。
そして、9月1日は憂うつな気持ちを抱える子が多い日だ。
大人になっても月曜日はしんどい。正直、年齢を重ねてもあの「気が重い感覚」は消えない。だからこそ、君たちの気持ちはわかるつもりだ。
「わかったふうに言うなよ」と思うかもしれないけど、歳を取った分だけ、似たような経験を何度もくぐってきた。
そして、ひとつ言えるのは──歳をとるのも悪くない、ということ。
今はそんな実感がなくても、時間がたてば、必ず別の楽しみや出会いが湧いてくる。生きていると、思いもよらないことが「おまけ」のようにやってくるのだ。
だから我慢しなくていい。休んでもいい。(ずっと休んでも構わない)
でも「終わり」にするのは待ってほしい。
もし「嫌なやつに仕返しするため」なんて理由で考えているなら、それは違う。そんなやつは何も気にしないし、君の時間を使う価値もない。
生きる理由なんて、今はなくても大丈夫。
「自分のために」生きる意味は、あとから必ず見つかるから。
もう少しだけ──待ってみよう。