一ノ蔵 特別純米酒──辛口なのに旨口。これぞ普段酒の王道

涼しくなってきました。
日本酒が恋しい季節です。

普段、自宅で飲む「定番」を一つ選べと言われたら、私は迷わずこう答えます。
「一ノ蔵 特別純米酒」。
辛口だけど、スカスカしてない。むしろ“濃口の辛口”。
香りは控えめで、料理の邪魔をしない。
それでいて、米の旨みがしっかり。
冷でも燗でも、どんな場面でもしっくりくる一本です。

宮城の誇り、一ノ蔵という酒蔵


一ノ蔵(いちのくら)は宮城県大崎市松山町の老舗蔵。
1973年、地元の4つの蔵が力を合わせて誕生しました。
「手造り・無添加・自然発酵」にこだわり、
いまも“地酒の王道”を地道に歩んでいます。

派手さはないけれど、
環境への配慮や地域との共生など、信念ある酒造りが光る蔵です。
要は、“真面目にうまい酒”を造る人たち。

一ノ蔵の味の幅──実は甘口もスゴい


ラインナップの軸はどれも「清らかで芯がある」。
代表的なのはこの3つ。

• 特別純米酒:

コヨーテの“常備酒”。辛口で旨みあり、万能型。

• 無鑑査本醸造〈辛口〉:

昭和の名残。キレと懐かしさが心地いい。

• 無鑑査本醸造〈甘口〉:

滅多に見かけないが、驚きの美味さ。ほんのり甘く、穏やかな余韻。食後酒にもおすすめ。

ちなみに、スパークリングのすず音も人気。
女子ウケも抜群で、乾杯酒にぴったりです。

コヨーテ的まとめ


一ノ蔵は“静かに寄り添う酒”。
派手じゃないけど、長く付き合うと味が深まる。
冷蔵庫に特別純米、たまに甘口。
秋刀魚が焼ける香りの横で、それだけで幸せです。

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