投資初心者が退職金運用で学んだこと〜バケツ戦略における中期バケツの置きどころ〜

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こんにちは、コヨーテです。
昨年、定年を迎え再雇用となったのを機に、確定拠出年金を解約。虎の子の退職金2500万円を、自分で運用し始めた「投資初心者」です。

退職金ポートフォリオの中身


まずは現在の資産配分を整理するとこんな感じです。
• SCHD(米国高配当株ETF):1,500万円
• ゴールド(ETF):220万円
• 米国超短期債ETF:150万円
• S&P500インデックス:120万円
• FANG+:80万円
• 日本高配当株:100万円
• 米国高配当ETF DGRO:130万円
• 暗号資産:40万円
• 預金:370万円

合計2,700万円。自分なりに分散したつもりですが、まだまだ試行錯誤の真っ最中です。

バケツ戦略と短期バケツ


投資界隈でよく聞く「バケツ戦略」。Q太郎さんが紹介しているように、資産を短期・中期・長期の3つに分けて考えるシンプルな方法です。


コヨーテの場合、短期バケツ(生活費6か月分)は住信SBIネット銀行の普通預金+ハイブリッド預金で確保しています。利回りはたいしたことないですが、「すぐに引き出せる」という安心感が何より大事。ここは迷わず“安全第一”で置いています。

中期バケツの悩ましさ

問題は「数年以内に使うかもしれない」中期バケツ。普通預金だとインフレに負けるし、株式に置けば必要な時に値下がりしているかもしれない。じゃあ、どうするのがいいのか?いくつか現実的な候補を整理してみました。

1.ネット銀行の定期預金

最近のネット銀行は、メガバンクの0.2〜0.3%に比べてかなり頑張っています。
• UI銀行:1年もの定期で年1.0%(新規キャンペーン時)
• auじぶん銀行:新規限定で年1.0%
• SBI新生銀行:0.85%前後
• オリックス銀行:1年もので0.85%、5年もので1.5%という高金利も

ネット銀行は条件やキャンペーンで金利が動くので、こまめにチェックするとお宝金利に出会えます。

2.個人向け国債(日本国債)

「とにかく安全に置いておきたい」という時の候補。
• 変動10年・固定5年があり、最低年0.05%は必ず保証されます。
• 中途換金も可能(ただし発行から1年未満は不可)。

利回りは控えめですが、元本と利息を国が保証してくれる安心感は絶大です。状況次第では、中期バケツの柱にしてもいいなと思っています。

3.超短期米国債ETF(例:133A)

ちょっとリターンを取りにいくなら、こちらも選択肢に。
• 直近の分配金利回りは約4.6%
• 信託報酬は0.0975%程度と低コスト
• ただし**為替リスク(円高で目減り)**と価格変動リスクは避けられません。

中期バケツに全力投入するものではありませんが、「少し遊び心を加える」ぐらいならアリかなと思っています。

まとめ

短期バケツはとにかく流動性重視。普通預金に置いておけば安心です。
中期バケツは悩ましいですが、コヨーテは「定期預金」「個人向け国債」を軸にしつつ、ほんの少し「米国超短期債ETF」で利回りを狙う、そんなイメージでいます。

派手さはないですが、老後資金は「夜中に不安で目が覚めないこと」が一番大事。眠れるポートフォリオを目指して、ゆっくり整えていこうと思っています。

※本記事はあくまで個人的な意見であり、投資の勧誘や推奨ではありません。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。

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