
こんにちは、コヨーテです。
以前、わたしが組んだ日本高配当株ポートフォリオ38銘柄をご紹介しました。
その中から、9月に配当権利が確定する銘柄を数回に分けて現況を報告していきます。
本日は2回目です。株価は9月3日現在
1. 日本特殊陶業(5334・ガラス・土石製品)
点火プラグの世界トップシェア。業績は自動車需要と連動しますが、EV化の進展により将来への不安も指摘されます。配当は182円で利回り3.3%。株価は4,745円→5,444円で+14.7%。今のところ株価も配当も順調ですが、**「脱エンジンの波にどう対応するか」**が長期の課題です。
2. クニミネ工業(5388・ガラス・土石製品)
ベントナイト(粘土鉱物)の国内トップ。地味ですが建材や鋳物、環境関連と用途は広い。配当40円で利回り3.5%。株価は1,044円→1,133円で+8.5%。派手さはなくとも安定感あり。**“じんわり堅実”**なタイプで、退職金運用にはちょうど良い存在。
3. モリ工業(5464・鉄鋼)
ステンレス鋼管などの中堅鉄鋼メーカー。鉄鋼は典型的な景気敏感株ですが、ここは財務が比較的安定。配当36円で利回り3.9%。株価は854円→921円で+7.8%。今はプラスですが、市況に左右されやすく波は荒いのが難点。
4. アマノ(6436・機械)
タイムレコーダーや駐車場システムで知られる老舗。働き方改革や駐車場需要を追い風に、堅実に成長。配当75円で利回り3.6%。株価は2,070円→2,099円で+1.4%。ほぼ横ばいで大きな伸びはなし。**「守りに入れるが物足りない」**と感じる銘柄。
5. フォーラムエンジニアリング(7088・サービス業)
エンジニア派遣を展開。配当62.5円で利回り4.7%と高め。株価は1,195円→1,338円で+12.0%。景気動向に敏感ですが、直近は堅調。**「高配当で好調な今を享受する銘柄」**としては悪くない。ただ景気が逆風になると一気に落ちるリスクあり。
6. ニホンフラッシュ(7820・その他製品)
室内ドアなどを製造。配当36円で利回り4.4%。株価は812円→808円で-0.5%とわずかにマイナス。含み損は軽微ですが、株価の冴えなさが心配なところ。配当はしっかり出しているので、もう少し株価がついてきてほしい銘柄です。
7. オカムラ(7994・その他製品)
オフィス家具最大手。配当104円で利回り4.3%。株価は2,168円→2,442円で+12.6%。コロナ後のオフィス需要回復や物流施設向けも堅調。**「安定成長+高配当」**で安心感のある銘柄。
まとめ(簡易箇条書き)
◆日本特殊陶業(5334)
・株価5,444円 購入4,745円 保有10株
・配当182円 利回り3.34%
・好調だがEVシフトの長期懸念あり。
◆クニミネ工業(5388)
・株価1,133円 購入1,044円 保有10株
・配当40円 利回り3.53%
・派手さはないが安定感。堅実銘柄。
◆モリ工業(5464)
・株価921円 購入854円 保有10株
・配当36円 利回り3.91%
・市況に左右されやすく波が荒い。
◆アマノ(6436)
・株価2,099円 購入2,070円 保有10株
・配当75円 利回り3.57%
・横ばい基調。守りはあるが伸び悩み。
◆フォーラムエンジニアリング(7088)
・株価1,338円 購入1,195円 保有10株
・配当62.5円 利回り4.67%
・高配当+株価好調。景気逆風時は注意。
◆ニホンフラッシュ(7820)
・株価808円 購入812円 保有10株
・配当36円 利回り4.46%
・株価わずかにマイナス。冴えないが配当は安定。
◆オカムラ(7994)
・株価2,442円 購入2,168円 保有10株
・配当104円 利回り4.26%
・オフィス需要回復で堅調。安心感あり。
最後に一言
今回の7銘柄は全体的にプラス基調ですが、**アマノやSRA同様に伸び悩み組(横ばい)**と、ニホンフラッシュのようにマイナス圏の心配株も混じっています。
配当が支えになっているとはいえ、油断せずウォッチが必要です。
※繰り返しますが、これはあくまでコヨーテ個人の現況報告であり、投資は自己判断でお願いします。

