
こんにちは、コヨーテです。
以前、わたしが組んだ日本高配当株ポートフォリオ38銘柄をご紹介しました。
その中から、9月に配当権利が確定する銘柄(27銘柄)を数回に分けて現況を報告していますが本日が最終回です。株価は9月3日現在
1. 三菱HCキャピタル(8593・その他金融)
リース業界大手。航空機・環境・インフラなど幅広く手掛けています。配当は45円で利回り3.7%。株価は1,056円→1,212円で+14.7%。安定して増配傾向にあり、財務も健全。**「大崩れしない安心感」**が魅力ですが、景気悪化や金利上昇局面では資金調達コストが重荷になる可能性も。
2. センチュリー21・ジャパン(8898・不動産)
不動産仲介フランチャイズ。配当50円で利回り4.4%。株価は1,109円→1,122円で+1.2%。含み益はわずかですが、配当は安定的に出ています。不動産市況に影響を受けやすく、直近は株価の伸びが限定的。**「配当は良いが成長性は控えめ」**な銘柄。
3. NTT(9432・情報通信)
日本を代表する通信株。配当は5.3円で利回り3.3%。株価は153円→158円で+2.9%。安定配当の典型で、含み益は小さいものの安心感は抜群。株式分割で単価が下がったため、個人投資家にも手に取りやすくなった。**「退屈だけど安心」**の代表格。
4. 電源開発(9513・電気・ガス)
J-POWERの名で知られる電力株。配当100円で利回り3.6%。株価は2,419円→2,805円で+16.0%。電力需要の安定に支えられていますが、燃料価格や規制の影響を受けやすい。現状は株価も堅調で、**「ディフェンシブ寄りの高配当」**として悪くない選択肢。
5. 学究社(9769・サービス業)
首都圏中心に展開する学習塾。配当103円で利回り4.4%。株価は2,183円→2,348円で+7.6%。少子化の影響を受ける業界ですが、効率的な経営で利益を維持。教育関連は安定需要があり、**「地味に強いディフェンシブ」**な一角。ただし成長余地は限定的。
6. 蔵王産業(9986・卸売業)
清掃機器などを扱う商社。配当100円で利回り4.0%。株価は2,439円→2,456円で+0.7%。損益はほぼトントン。景気に左右されやすく、直近は株価が伸び悩み。**「配当で持つ銘柄」**という位置づけで、株価成長は控えめ。
まとめ(簡易箇条書き)
◆三菱HCキャピタル(8593)
・株価1,212円 購入1,056円 保有10株
・配当45円 利回り3.71%
・安定増配。安心感あり。
◆センチュリー21・ジャパン(8898)
・株価1,122円 購入1,109円 保有10株
・配当50円 利回り4.46%
・含み益わずか。配当は良いが成長性は控えめ。
◆NTT(9432)
・株価158円 購入153円 保有100株
・配当5.3円 利回り3.37%
・安定配当の典型。安心だが退屈。
◆電源開発(9513)
・株価2,805円 購入2,419円 保有10株
・配当100円 利回り3.57%
・株価も堅調。ディフェンシブ寄りの高配当。
◆学究社(9769)
・株価2,348円 購入2,183円 保有10株
・配当103円 利回り4.39%
・教育需要で安定。成長余地は限定的。
◆蔵王産業(9986)
・株価2,456円 購入2,439円 保有10株
・配当100円 利回り4.07%
・株価横ばい。配当重視で持つ銘柄。
最後に一言
今回の6銘柄は、全体的に**「安定配当+小幅プラス」**の安心グループ。
不安要素を挙げれば、センチュリー21と蔵王産業の株価伸び悩み。ここは「配当をもらって静かに持つ」タイプです。
※繰り返しますが、これはあくまでコヨーテ個人の現況報告であり、投資は自己判断でお願いします。

