投資初心者が退職金運用で学んだこと〜高配当株投資・9月権利確定銘柄編その3〜


こんにちは、コヨーテです。
以前、わたしが組んだ日本高配当株ポートフォリオ38銘柄をご紹介しました。
その中から、9月に配当権利が確定する銘柄を数回に分けて現況を報告していきます。
本日は3回目です。株価は9月3日現在

1. バルカー(7995・化学)


工業用パッキン・シール材大手。景気敏感な化学系ですが、業績は堅調で株価も上昇。配当は150円で利回り3.9%。株価は2,976円→3,840円で+29.0%。高配当+株価上昇の二重取りで、現状は申し分なし。景気減速時の反落が怖いが、今は絶好調。

2. 丸紅(8002・卸売業)


総合商社の一角。資源価格の影響を受けやすいが、海外事業も幅広く展開。配当100円で利回り2.9%。株価は2,890円→3,410円で+18.0%。利回りはやや低めだが、「商社株ブーム」にしっかり乗っている銘柄。含み益も十分。

3. 住友商事(8053・卸売業)


丸紅と並ぶ総合商社。配当140円で利回り3.3%。株価は3,611円→4,209円で+16.6%。丸紅同様、資源と市況に左右されるが、株価は安定的に上昇中。**「商社株=安定配当+株価成長」**の典型例で、今のところ不安要素は少なめ。

4. 三菱商事(8058・卸売業)


総合商社のトップランナー。配当110円で利回り3.2%。株価は2,829円→3,359円で+18.7%。商社株の中ではバフェット銘柄としても有名で、安定感抜群。**「配当+安心感」**で長期保有向き。ただ利回りは3%台前半と、突出した高さはない。

5. 三井住友FG(8316・銀行)


メガバンクの一角。配当136円で利回り3.4%。株価は3,570円→3,953円で+10.7%。金利上昇局面の追い風もあり、株価はしっかりプラス。配当は安定的に増えており、「銀行株の中では手堅い選択肢」。ただ金融環境次第で上下に振れやすいのは忘れちゃいけない。

6. 東京センチュリー(8439・その他金融)


リース大手。配当68円で利回り3.6%。株価は1,619円→1,876円で+15.8%。航空機リースや環境関連に強みがあるが、金利や景気の影響を受けやすい。現状は株価もプラスで悪くないが、**「安定株というより市況株」**と見ておくべき。

7. ジャックス(8584・その他金融)


信販・クレジット系。配当200円で利回り4.6%と高水準。株価は3,890円→4,330円で+11.3%。利回りも含み益も十分で、今は好調。**「高配当の優等生」**ですが、景気悪化時に不良債権が増えるリスクはあるので油断禁物。

まとめ(簡易箇条書き)

◆バルカー(7995)

・株価3,840円 購入2,976円 保有10株
・配当150円 利回り3.91%
・高配当+含み益。今は絶好調。

◆丸紅(8002)

・株価3,410円 購入2,890円 保有10株
・配当100円 利回り2.93%
・商社株ブームの波に乗り、含み益も大きい。

◆住友商事(8053)

・株価4,209円 購入3,611円 保有10株
・配当140円 利回り3.33%
・安定配当+株価成長。商社株らしい堅調さ。

◆三菱商事(8058)

・株価3,359円 購入2,829円 保有10株
・配当110円 利回り3.27%
・商社株の王者。安心感抜群だが利回りは控えめ。

◆三井住友FG(8316)

・株価3,953円 購入3,570円 保有10株
・配当136円 利回り3.44%
・安定増配中。金融環境次第で上下の振れに注意。

◆東京センチュリー(8439)

・株価1,876円 購入1,619円 保有10株
・配当68円 利回り3.63%
・堅調だが市況の影響を受けやすい。

◆ジャックス(8584)

・株価4,330円 購入3,890円 保有10株
・配当200円 利回り4.62%
・高配当の優等生。景気悪化時はリスクあり。

最後に一言


今回の7銘柄は総じて含み益+配当も堅調で、心配銘柄は少なめ。
強いて挙げれば、東京センチュリーは金利や市況に振られる不安、ジャックスは景気後退リスクが残ります。
とはいえ全体としては「安心して保有できるグループ」だと感じています。

※これはあくまでコヨーテ個人の現況報告であり、投資は自己判断でお願いします。

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