
こんにちは!昨年、定年再雇用となり、確定拠出年金を解約して2500万円を自分で運用することにした初心者投資家です。
新NISA相場が絶好調だったのを見て「よし、自分でやってみよう!」と意気込んだものの、実際にやってみると学びの連続。今回は、自身のポートフォリオの中でも S&P500インデックスファンド に関する実体験を中心にお話しします。
退職金の運用配分はこんな感じ
• SCHD(米国高配当株ETF):1200万円
• ゴールド:200万円
• 米国超短期債ETF:300万円
• S&P500:100万円
• FANG+:100万円
• 日本高配当株:100万円
• 預金:500万円
今日はこの中でも、S&P500(楽天のインデックスファンド)についてお話しします。
S&P500って結局どうなの?
結論から言うと、NISAの決定版、インデックス投資の王道だと感じています。
アメリカを代表する500社に幅広く分散投資できるため、個別株を選ぶ知識や経験が乏しい私にとっては、まさに「頼れる一本」でした。トランプ政権時の関税政策などで一時的に下落する局面もありましたが、その後しっかり回復しています。
特に、若い現役世代や定年まで時間のある方にとっては、ポートフォリオの中心として有力な選択肢だと思います。私のような定年再雇用の身でも、100万円だけとはいえ、長期保有を前提に組み込む価値を感じています。
eMAXIS Slimと楽天S&P500、どっちがいいの?
投資を始めたとき、まず悩んだのがこの二択でした。
• eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
• 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド(通称:楽天・プラス・S&P500)
どちらも同じS&P500指数に連動していますが、主な違いは**信託報酬(運用手数料)**です。
• eMAXIS Slim:年0.09372%
• 楽天・プラス:年0.077%
数字だけ見れば楽天の方が信託報酬がわずかに低いです。しかし、実際にはそれ以外に**隠れコスト(売買手数料、為替スプレッドなど)**が存在するため、実質的なコストではeMAXIS Slimの方が安いという分析もあります。
私は楽天証券をメインで使っているという利便性から、楽天・プラス・S&P500を選びましたが、どちらを選んでも「始めること」が何より大切だと感じました。
そうは言ってもリスクはあるよね
S&P500が「王道」だとはいえ、リスクがないわけではありません。
実際、トランプ関税騒動の時は、私のS&P500ファンドも一時的に目減りし、正直「うわぁ…」と思いました。また昨日の7月の雇用統計悪化の報道で、ダウ平均も大きく下落していますので不透明感は残っています。
でも、ここで学んだのは、
「これが投資の日常」
ということ。
株価は上がったり下がったりするもの。それが前提であり、この変動があるからこそリターンが得られるのだと実感しました。
下がってから買うのではなく、積み立てで時間を味方に
最初は「もう少し下がってから買おう」と構えていました。でも、そう思っているうちに買い時を逃すんですよね。
そこで気づいたのが、**「タイミングを狙うより、時間を味方にする」**という考え方です。
私は一括で100万円を投資しましたが、それとは別に毎月5,000円ずつ積み立ても続けています。大きく入れてじっくり構えるスタイルと、コツコツ積み上げるスタイルの両立。これが自分には合っていると感じています。
基本方針:一喜一憂しない、長期保有が前提
投資を始めてから、ニュースの見方が変わりました。
「株価が下がった!」という報道に一喜一憂しなくなり、むしろ「買い増しチャンスかも」と思えるように。メンタル的にも楽になりました。
私が意識している3つのこと:
1. 分散投資でリスクを管理する(S&P500は全体の4%程度に)
2. 短期的な値動きに一喜一憂しない
3. 最低でも10年は保有するつもりで投資する
特に大きな資金を運用する上では、分散と長期目線の重要性をひしひしと感じています。
最後に:投資は「習うより慣れろ」
偉そうなことを書いてきましたが、私自身もまだまだ初心者です。
ただ、実際に投資を始めてわかったのは、
「完璧を求めると、いつまでも始められない」
ということでした。
もし、あなたがこれから投資を始めようか迷っているなら、まずは少額からのスタートをおすすめします。NISAを活用して、S&P500のような王道インデックスファンドに触れてみるのも良い入り口になるはずです。
大切なのは、“今”から始めること。
時間を味方にしながら、じっくりと資産を育てていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!