あこがれの軽井沢──避暑地の魔法と現実のはざまで

こんにちは、コヨーテです。
我が家では年に2回、妻のリクエストで軽井沢に行くのが恒例になっています。
夏は涼しく、冬は幻想的。
ぶらぶら散歩しても良し、レンタカーやレンタサイクルで名勝を巡るも良し。
飽きたら旧軽銀座で食べ歩き、アウトレットでショッピング──
「妻のご機嫌取り出張」という側面は否定しませんが(笑)、
私にとっては“ジョン・レノンの聖地巡礼”が欠かせないタスクです。

軽井沢の魅力:静けさと洗練のちょうどいいバランス

軽井沢の魅力は、なんといっても「都会の喧騒から一歩引いた非日常感」。
東京から新幹線でわずか1時間ちょっと。
それなのに、空気が違う。人の歩く速さまで違う。
道端のパン屋が妙におしゃれで、コーヒーの香りさえも上品に感じるのです。

夏は木陰でハルニレテラスの風鈴が鳴り、
秋は紅葉がまるでクラシック映画のワンシーン。
冬の朝は霧氷に包まれた白銀の森を歩くと、
一瞬で時間の流れが止まったような錯覚に陥ります。

ジョン・レノンを感じる場所

ジョン・レノンが軽井沢に滞在していたのは有名な話。
万平ホテルのラウンジで「ロイヤルミルクティー」を飲んだ、という逸話はあまりに有名ですね。
私も訪れるたびにその席に座り、
「Imagine」の旋律を頭の中で再生しながら、
小さな敬意を捧げるのが習慣になっています。

旧軽銀座の端を抜けて、
レノン夫妻が好んだベーカリーの香りが漂うと、
なんとなく“時代の気配”がまだ残っているような気がするのです。

おすすめスポット(定番+ちょい通向け)

• 雲場池(くもばいけ):季節ごとに色が変わる鏡のような湖面。朝が断然おすすめ。
• 石の教会(内村鑑三記念堂):光と静寂の建築。観光地なのに心が落ち着く。
• 旧三笠ホテル:明治のモダン建築がそのまま残る、日本の軽井沢文化の原点。
• 星野エリア(ハルニレテラス):おしゃれカフェ巡りならここ。パンとコーヒーの誘惑がすごい。
• 軽井沢アウトレット:帰り際の“おみやげ兼セラピーゾーン”。夫婦の力関係が試される場所(笑)。
• 軽井沢高原教会:夜のキャンドルナイトはまるで絵本の世界。静寂と灯りが心を洗う。
• トンボの湯:星野温泉エリアの名湯。露天風呂で見上げる冬の夜空は格別。
• 白糸の滝:軽井沢らしい“清涼感の象徴”。夏のドライブコースにぜひ。

おすすめグルメ&カフェ

• ミカドコーヒー(旧軽井沢店)
 ジョン・レノンも愛した老舗カフェ。名物「モカソフト」は必食。
 濃厚なのに後味すっきり、軽井沢の空気と完璧にマッチする。
• ブラッセリーナカガワ(Brasserie Nakagawa)
 旧軽から少し離れた静かな住宅地にある隠れ家的フレンチ。
 地元野菜と信州牛を使った料理は、季節の香りをそのまま皿にのせたよう。
 ワイン好きの大人旅にもぴったり。
• ベーカリー&レストラン沢村(SAWAMURA)
 パン好きの聖地。朝から行列ができる人気店。
 クロックムッシュやスープセットで始まる軽井沢の朝は、格別の贅沢。

そうはいっても「移住」は別物

「軽井沢に別荘が欲しい」「いっそ移住したい」という話をよく耳にします。
でも実際に移住した人たちの話を聞くと、現実はけっこうシビア。
• 冬が本気で寒い(−10℃とか当たり前)
• 湿気が多く、家のメンテナンスが重労働
• 観光シーズンと閑散期のギャップが大きすぎる
• 物価も地味に高い(軽井沢価格)

つまり、旅先では夢のように見える風景も、
住むとなると“サバイバル”になるということです。
移住後、1〜2年で「やっぱり東京に戻る人」も少なくないそう。

それでも、また行きたい

そんな話を聞いても、なぜかまた行きたくなるのが軽井沢の魔力。
非日常と現実の狭間で、心がリセットされる感じがある。
結局、年に2回の“夫婦の儀式”としての軽井沢旅は、
我が家にとって欠かせないイベントになっています。

そして次に行ったら、またジョン・レノンの足跡をたどって、
同じカップのミルクティーを頼むんだろうな。まとめ

• 軽井沢は“住むより通う”がちょうどいい。
• 夏と冬、両方の顔を見てこそ本当の魅力がわかる。
• ジョン・レノンとミカドコーヒーのモカソフトは外せない。

ああ、また行きたい。
次こそ妻より先にミルクティーを頼んでやろう。

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