
こんにちは、コヨーテです。
昨年、定年を迎え再雇用となったのを機に、確定拠出年金を解約。虎の子の退職金2500万円を、自分で運用し始めた「投資初心者」です。
世間は新NISAで盛り上がり、「自分もそろそろ投資を…」と動き出したものの、やってみると学ぶことばかり。
今回は、ポートフォリオの中でもクセ強めな「FANG+」というファンドについて、実体験をもとにお話しします。
退職金ポートフォリオの中身
まずは現在の資産配分をご紹介します。
• SCHD(米国高配当株ETF):1200万円
• ゴールド(ETF):200万円
• 米国超短期債ETF:300万円
• S&P500インデックス:100万円
• FANG+:100万円
• 日本高配当株:100万円
• 預金:500万円
全体としてはややディフェンシブ寄りですが、「FANG+」のような高成長・高ボラティリティのファンドも少額入れて、ポートフォリオにアクセントを加えています。
FANG+ってなんなの?
FANG+は、米国の成長テック企業10社に投資する指数です。
現在の構成銘柄は、Apple、Amazon、Meta、Google、Microsoft、NVIDIA、Netflix、AMD、Snowflake、Broadcom(以前はTeslaも含まれていました)。
年に数回、成長性や流動性に応じて入れ替えが行われるため、ETFでありながらアクティブ運用に近い面も。
“次の主役”を取りこぼさずに捉える設計が特徴です。
実際に買ってみて感じたこと
購入は年初。直後にトランプ前大統領の関税発言などが響き、FANG+は一時20%以上の下落。
「まさか退職金でやっちゃったか?」と冷や汗が出ました。
けれど、その後はまさかの回復。夏には含み益が+13%に。
激しい値動きに振り回されつつも、今は「良い教材だった」と思えています。
サテライト枠としてのFANG+
FANG+は、退職金運用での主役にはなり得ませんが、**ポートフォリオ全体の“スパイス”**としての存在価値は大いにあります。
高配当株や債券といった安定資産を「コア」に据え、FANG+を少額だけ「サテライト」に入れる。
リスクを限定しながら成長分野の恩恵を受けられる、ちょうどいい距離感かもしれません。
今後の方針は?
積立を続けて長期で育てるか、一部利確してリバランスするか——いま迷っているところです。
AIや半導体は引き続き注目分野ですが、金利や景気の影響も大きい。
そのため、「一気に増やそうとせず、少しずつ利益確定」する慎重な姿勢を取りたいと思っています。
AIに聞いてみた。FANG+、どう見る?
FANG+は、構成銘柄の入れ替えで成長企業を追い続ける仕組みが魅力です。
ただ2024〜2025年は、AIブームの反動や市場調整の可能性もあるため、**「加熱しているときに少し売る」「買い増しは慎重に」**という姿勢が現実的かと。
最後に
FANG+を通じて、私は「リスクとの付き合い方」を学びました。
退職金を守るだけでなく、適度に育てることも大切。
これからも、投資初心者・コヨーテの試行錯誤は続きます。
投資は自己判断でお願いいたします。